都内で1男1女(2006.02生、2008.07生)の子育てをしています。
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2014/06/24

物語

息子が幼稚園のとき、雑誌の撮影でお世話になった
野口整体の原島寧々先生に教わったこと。

「子どものときに物語を読み聞かせすること」。

色々な話を読まなく良いの。
その子が何度も読みたがるお話を何度でも読んであげてね。
その子が人生の中でつらいこと、困難にであったときに、
そこから抜け出すヒントになるの。
子どものときに自然に好んだ話の主人公の生き様がね。
お話ってだからハッピーエンドなのよ。

ちょっとニュアンスは違うかもしれないけれど、
お子さん3人をシュタイナー学校で教育された先生が、
このようなことをサラリと話してくださったことがありました。

先生のお子さんも三者三様、好きなお話が違い、
またその後の成長も様々。
親は小さいときに種まきしただけで、
ある程度成長したら自分で乗り切っていったそう。

色々話してくださった中で心に残っている言葉。

我が家の子どもたちも、親がずっといる時間は過ぎて、
それぞれの世界を持ち始めて、
それなりに悩みもあるみたい。

息子は清らかな心を持った主人公が困難に打ち勝ち、
魅力を認められ王様になる話が好きでした。

娘は繰り返し繰り返しのお話を、繰り返し繰り返し読み聞かせしました。
兄に「またその話〜っ!!」と嫌がられながら。
同じ言葉のフレーズがきっと安心するのだと思う。

娘は女の子特有の悩みごとがあり、
話を聞いていると煮詰まってくることも。
そしたら、昨日、お兄ちゃんがお気に入りのお話がふと思い浮かんだの。

金色の髪の毛をもった魅力的な男の子がお兄さんを探している途中、
嫉妬、偏見に満ちた嫌な人に何人も出会うのだけれど、
諦めずに旅を続けると
最後にとても良いおじいさんに出会って、
「清らかな心」を認めてもらって幸せになるというお話。

素直な気持ちを持って。持ち続けていいんだよ。
そう伝えることが酷な気がするときがあるけれど、
でも根底に「それでいいんだよ。」という安心感を持って
生きていって欲しいと思う。

読み聞かせしていたわたしの方が、物語に救われたなぁ、なんて。
始めに読んだときは「よくあるいい話」くらいで、
そこまで深い話だと思っていなかったのが正直なところ。
でも、耳から何度も入ったお話は
潜在意識の中で深くしみついているものなんだなぁ、
と感じる出来事でした。

子どもたちは、大きくなったときにどんな話を思い出すのかなぁ。


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