雑草おおい茂る夏の日。
道ばたの草花の名前をササッと答えられるように。
できれば食べられる草、薬効のある草を使いこなせるようになりたいと願うわたし。
実際はそんな生活とはほど遠い所にいるのですが、
たまに実家に帰ったり、谷保に行ったりして、
少しずつ取り戻す自然の感覚。
草花観察のお供に、実家へ行ったときに父の本棚の中から見つけた本。
「野草の自然史」はまさにわたしが探していた本でした。
こんなにも都内に緑が減るとは想像さえできなかった頃作られた本です。
東京育ちで草花好きのの父らしい選書。
自然と遠い所にいる人こそ、
小さな草花が「貴重」であり、心のよりどころでもあるのかもしれません。
手書きで細部まで。でも平面的な図柄が日本らしいです。
もう一冊の「野草の自然史」の近くにあり、
タイトルが気になって手に取った「菜根譚(さいこんたん)」。
パラパラッとめくってみたら、草木のことではなく処世術のような内容。
なんとなく父の生き様と重なったので、母に断って持って帰ることにしました。
ちょっと調べてみると中国明代末期の港自誠による随筆集だそうです。
中国より日本の禅寺や政治家、実業家などに親しまれているとのこと。
どんな内容か気になる方は、名言集が紹介されています。
→ ☆
→ ☆
まだまだ未熟者のわたしにはレベルが高い気もしますが、
心洗われる気がするので、お盆休みに読み進めてみようかな、と思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿