4年ほど学び、実践している野口整体。
整体と言っても人に治してもらうのではなくて、
自ら治そうとする体の生命力に添って行う整体法。
体が自然と整っていくだけではなくて自立した心も育ちます。
御茶の水ガイアさんで企画されていた「母と子の手当ての心」、
リンカランで拝読した野村奈央先生の記事が印象に残っていたので、
子ども2人連れて通いました。
もともと母がわたしや妹にほとんど薬を飲まさずに育ててくれたので、
「自分で治る力」を肯定するベースはわたしの中にもありました。
けれども、初めは理屈で捉えてばかり。
奈央先生のおっしゃることをノートにせっせととって、
頭を通して理解しようとしていました。
これもまた、わたしの上下体癖の特徴でもあると思うのですが。
セミナーではノートとペンを持っている人は1人もいません。
ただ実技、実践から学ぶのみ。
感覚的な受け取り方をできるようになったら、
愉気の質も変わってきました。
学んでいるうちに、昔の人のからだの使い方、生活の知恵は、
とても合理的にできてるのだな、と思うようになりました。
ヨーロッパでも野口整体は日本の文化として評価されているようです。
現代社会にいると、頭で理解することや、
眼に見えること、目先のことを重視する癖がついていますが、
待つこと、見えない部分、全体的に物事をとらえること、
直感を磨くこともまた大切だと思います。
分かる、にはやってみるしかない(笑)
今回も帰ってさっそくだんなさんに手当てをしたら、
体の緊張がいっきにとれてぐっすり眠れた、と言っていました。
だんなさんが「肩が凝る。」というので、
わたしはただ仙骨に手を当てて愉気、
気がついたらだんなさんの呼吸が深まって、背骨がモゾモゾ動き出す。
肩にはいっさい触れていないのに肩のこわばりがス〜ッととれ眠りの質が変わります。
それが野口整体です。
仕事で精神的にも緊張していて滞り気味、
基本的に占いなどを信じないタイプの旦那さんですが、
こんなにも愉気がス〜ッと通るのは、
左右に重心が偏りやすい3種のおおらかさ、無邪気さがあるからだと思います。
本当はわたしより9歳も年上で大人な人なのですが、
無邪気な子どもに触れているような感じなるからです。
「真面目で息を抜きにくいわたしはこの人にかなり救われているのだなぁ。」と、
こういうときに感じます。
触れていると、その人の潜在的な性質が見えてくるのも面白い所。
普段の言動はひねくれていたり、凝り固まっていたりしていても、
意外とそれはその人の癖であって「その人らしさ」ではないと思うことがあります。
体も心も「うそ」をついていることがある気がします。
からだが整って素直になると考え方、周りの環境がグングン変わっていきます。
人を変えるのではなくて自分から、というのも結局は近道。
体の偏りからみていく12種の体癖。
語り出すと「ついていけない!」と思われてしまいますが、
すばらしい知恵だと思います。
家族のために始めた野口整体。
学び続けるとますます奥深く、わたしはまだまだこれから。
ヨガもそうですが、
「これだけやったからおしまい。」
ということはきっとないのだろうと思います。
きっとそうだからこそ楽しい、続けたいと思います。
わたしが求道タイプの9種だからそう思うのかもしれませんが(笑)
一緒に通った子どもたちはもう7歳と4歳。
たくさんのことを無垢な子どもたちから教わって、
きっとこれからもたくさん未知の扉を開けるのだと思います。
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