気持ちが落ち込んだとき、病み上がり、力がわかないとき、「ホッとくつろぐ素朴なご飯を食べたい。」そう思います。食べものは心にそれほどの影響力あります。
「かもめ食堂」を観ました。食べものの扱いが丁寧。合気道をやっていたという設定もあったからでしょうか?食堂のオーナー、サチエさんの一挙一動に肚を感じました。
わたしの中で女優の小林聡美さんはパンの宣伝のイメージが強かったのですが、この映画をみて「こんなに小さい人だったかしら?」と新鮮でした。小さいというよりも、キュッと締まったイメージでしたね。芯がしっかりしていて緊張感すら感じる印象は、野口整体でいう所の9種体癖(骨盤が閉じている)そのものだと思いました。
映画の中で何度かプールでゆっくり平泳ぎしたり、水に浮かんでいる場面が出てくるのですが、その姿は9種というよりは10種的(骨盤が開いていて肝っ玉母さん的)な広がっていく、包み込むイメージ。
追求していく人、直感型の人が、ゆったりとしたヘルシンキという街に身を置くこと、水に浮かぶこと。そのバランスが魅力的であり、自分の体癖を乗り越えて「より自分らしい生き方」を歩む清々しさが、観客にじんわりと幸福感、肯定感を与えてくれるように思いました。
シンプルで可愛い調理器具や、なぜか柄&柄の組み合わせが多い俳優さんたちの洋服も楽しめました。
「天空の城ラピュタ」「カッコウの巣の上で」もかりました。こどもたちには「お猿のジョージ」。
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