無塩バターを500g。
ステンレスの小鍋で液体になるまで溶かして、中火に。
大きな泡がブクブク。
弱火にして焦がさないように少し待っていると黄金の液体が出来ます。
濾しながら密閉容器に流し込み冷まして冷蔵庫へ。
乳白色のギーの出来上がり。
アーユルヴェーダで勧められているギーを作りました。
前々から作ってみようとよつ葉の無塩バターを用意していたのですが、なかなか落ち着いた気持ちになれずにいたのですが、先日おなじみのダブルKさんとランチの予定があり、彼女達にプレンゼントしたい、という思いで作りました。
いざ作ってみると、これまた実験みたいで楽しいです。
ギーは加熱して水分や不純物を取り除くため、純粋なオイルになります。記憶力、知力、消化力、精力、オージャス(活力)、脂肪理性、感覚機能を増大させる、カラダを柔軟にし、声と顔色をよくする効果があります。また、火傷などの外傷にもよいそうです。
バターというとカロリーが高くあまりヘルシーなイメージはありませんが、作業工程で見たり感じたりできるオイルの色や香りから神聖なイメージが結びつきます。実際に食してみても一般のバターとは別物だと思いました。香りがフレッシュ。バターの濃くもあるのですが、食べ過ぎるともたれる感じがなくなってライトでした。
アーユルヴェーダでいうヴァータ体質(風)のわたしは、ちょっと重い感じ、しっとりした質が必要な気がしているので、ギーを少しずつとるのは心身のバランスをとる上で良いような気がしています。ピッタ(火)の主人にも熱を冷ます意味でも良いさそう。たぶんヴァーダとピッタ両方の息子(この判断はちょっと未確認)にはとっても必要。
カパ体質の人はとり過ぎに注意だそうです。我が家では主人もわたしもちょっと入っている気もしますが、娘が完全にカパ体質。すでに体格、肌質、言動から安定感というかずっしりしっとりした感じがあります。だから必要なし(笑)。
ただ、甘みや脂質をとることで、気持ちが満る、安心する、成長を補足してくれるので、そういう意味で良質の脂質としてギーを子どもに与えるのは良い気がしています。感覚的な話ですが。
ギーは、食用だけではなく肌に塗ることもでき、目の良いそうなので、大分小さくなった娘のまぶたの出来物に塗ってみようと思っています。実はそれもギーを作った目的の1つ。お医者さんの薬よりセサミ油の方が効果があるようなので、ギーにも期待。ふふふ。
出来上がったギーは、バターのようにパンに塗ってみたり、炒め物やスープなど調理に気楽に使えます。さっそくマフィンに塗って食べました。塩気が欲しいときは塩をパラッとかけます。
日本で言うところの醍醐、ですかね?
返信削除真実さん物知りですね〜!
返信削除わたし全く知りませんでしたが、検索してみたら、きっと同じもののことだと思います。
日本にも昔からあったのですね。