8月下旬、だんなさんが仕事で2週間ヨーロッパへ行っていました。何度かスカイプで電話をしたときに「おはよう。でも、今こっちは夜の2時だよ。」といった会話をしていたので、子どもたちも「時差」という認識が出来たようです。
帰ってきて時差ぼけで朝起きられないお父さんを見て、娘は「お父さん、まだドイツの人なの?」と心配しています。早く日本の人に戻って欲しいのかな。娘の言葉に気持ちがホッと和みました。
留守中、子どもたちが大きくなったので大分楽になりました。けれども、6歳と4歳の差に改めて気づき面白かったです。
6歳の息子は「お父さん、今どこにいるの?」「早く帰ってこないかな?」「ちゃんとご飯食べているかな?」と毎日一度は気にかけていました。だからといって、不安とか感情が不安定になるということはなく、言葉通り「気になっている」という感じでした。
4歳の娘は「いないこと分かっているのかしら?」と思うくらい話題にもしない。わたしが話してみても適当な返事が返ってくるだけでした。
平常は知らんぷりの娘をみて「そんなものかしらね〜。」と思っていたのですが、「そうでもなさそうだぞ。」とだんなさんが出発して3日目くらいに気づきました。12時頃に娘が「のど乾いた〜。」と言って起きて、水を飲んでもなかなか眠れず。泣く訳でもなく、寂しがる訳でもないのですが「お母さんここにいて。」と言って1時間くらい寝返りをパタパタうってなかなか眠れない。「あれれ、普段こんなことないのに、旦那さんがいなくなってから毎日続いていない?」と。
最後の数日は、それはそれはよく泣いていました。「お兄ちゃんが嫌なことした〜。」と、いつもの兄妹けんかなのですが、本当に些細なことでよく泣いていました。
潜在意識の不安なのでしょうね。本人さえ自覚しない不安。そういうのは5歳くらいで落ち着くものなのでしょうか。
息子が年少のときに、旦那さんが長期出張へ行ったときも、帰ってきたら緊張の糸が解けたかのように甘えん坊になりました。肝が据わっていると思っていた娘もまた「不安を感じていたのかな。」と思うと、性格によってあらわれ方は違えど「言葉だけで解消しきれないこと。」が3〜5歳くらいの子どもの中には強く在るのだと思いました。
また『無自覚の不安』は、思いもしないタイミング、思いもよらない形で発散されるのことがポイント。わたしの場合、だいたいが後から分かるのですが、親として余裕を持って気づける状態でいたいな〜と思いました。実際は気づいていても、何度も泣きわめけば「静かにして!」とつい強く言ってしまうのですが、どこかで「ずいぶん変化球うってきますな。」とか「今ですか!」なんて愛あるつっこみ(声には出さず心の中で)をいれられるようになると、親子共に気持ちが楽になる気がします。
小学校へ入ると、カラダとココロのバランスの取り方も少し身に付けていくのかもしれないですね。まだまだ制御しきれていないですが。。。
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