高知と言えば!四万十川へも行ってきました。
河口近くのLaKi Laniから、中村駅まで買い物に出かけた道中ゆったりと広々とした四万十川の姿。川下りなど行われている中流付近の岩がゴツゴツ、流れも速い四万十川。上流の澄んだ水と棚田の風景。様々な表情を見ることができました。
岩間沈下橋のあたりで、ちょっとだけ川遊びをしました。ここは深さも膝くらい、流れもとても穏やかだったので、安心して遊べました。子どもたちは「石がヌメヌメする〜!」といいながらも、河原の石を集めたり、息子は学校で覚えた潜りをやってみたり楽しそうでした。とても暑い日でしたが、川の近くにいると風もひんやり気持ちがよかったです。わたしとしては川に浸りながら半日くらいのんびりしたいところでしたが、それは今度のお楽しみ。
3、4泊目の宿泊先の「ゆすはら」からさらに山を登って「四国カルスト」へも行きました。草原の緑と石灰岩の灰色、黒い牛、そして青空という4色のコントラストが澄んだ空気に映えます。まるでアルプスの少女ハイジの世界。子どもたちは牛に向かって、ひたすら「モォォ〜!!」と話しかけていました。
天狗高原から車で一周すると風力発電の風車が見えました。梼原には風力以外にも水力、少水力などの発電装置があるそうです。
5日で500キロも走った道中はほとんど山道。ひたすら続くカーブをだんなさんに運転してもらったのですが、わたしは「起きていなきゃ。」と思いつつ、トンネルで暗くなる度にまぶたが重くなりついつい船をこいでしまいました。。。
特に宿がある「ゆすはら」に向かうときに通った439は、まさに「獣道」でほとんど一車線。天候が良くても神経を使う運転だったと思います。その道よりは良いでしょうと思い、岩間沈下橋に向かうときは320を通りました。320は何度か高知県と愛媛県の県境を越えます。愛媛県側に入ると2車線で道がゆったり整備され、また高知県に入ると1車線が多い、ということに気づき「愛媛県は議員さんがいるのかもね。」なんて会話をしました。
高知の魅力ってそこかな、と思いました。道路を整備したり、インフラを整える方にお金を使うのではなくて、例えば梼原町のように風力発電や水力発電、太陽光発電など自然エネルギーの実験的な試みをしたり、商業的になりすぎない部分が本当の意味でのんびりした気持ちにさせてくれる気がします。実際は過疎化や低所得の問題も抱えている県ではあると思うのですが。
旅行客だから思うことなのかもしれませんが、本当は不便さによって得るものもたくさんあるのでは、と感じました。最低限のインフラは必要ですが、その次の段階で、「他県、町がやっているから。」と迷走状態で突き進むのではなく、どこにお金をかけて、住んでいる人たちにとって何が本当に必要か、立ち止まって推考する、そんな政治があったらいいなと思います。
今回は行けなかったのですが、仁淀川にも行ってみたいと思いました。こちらも綺麗な水で、色とりどりの石が水底や川岸にあるそうです。わたしは、海岸に行くと貝殻や綺麗な石を黙々と拾いたくなる性分なので一度は行ってみたいです。
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