都内で1男1女(2006.02生、2008.07生)の子育てをしています。
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2012/08/25

久々の映画鑑賞

先日、旦那さんの実家へ子どもだけでお泊まりへ行ってきました。何度か行ったことがあるのですが、夏休みの最後に子どもたちはおおはしゃぎ。わたしもしばし休暇がとれお互いにとって充実のときでした。

4月から午前中の数時間1人タイムが出来たものの、わたしにとって、まだまだ子どもなしの時間はとても貴重。お泊まりの予定が決まってから「何しようかな〜!」とワクワクドキドキ。「どうせならいつも出来ないことしたいよね〜。」と貧乏性。

両日午前中はヨガの仕事があったので、1日目午後映画を観に行くことにしました。
REAL TOKYOでシネマ検索し、観たい映画が3つ在りました。「あの日、あの時、愛の記憶」「ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳」、「セブン・デイズ・イン・ハバナ

全部興味あったけれど「はちゃめちゃに明るいけれど哀愁漂うキューバの『セブン・デイズ・イン・ハバナ』が観たいな。」と直感的に思いました。エミールクストリッツァ監督も出演しているようですし、音楽にも期待。なんといってもこの蒸し暑い気候にキューバの映画はピッタリ。けれども映画館が渋谷と知り断念。なんだか渋谷へいくことが億劫で。。。独身のときはそんなこと思わなかったのですが、表参道ならセーフ、渋谷まで行くとただ行くだけで疲れそうな気がするお年頃です。とほほ。

結局銀座の「あの日、あの時、愛の記憶」を観ることにしました。ホロコーストについて描いた映画はいくつか観たことありますが、現在と交差して進むストーリーが良かったです。映画館はとても空いていて、お客さんは年配の方が多かったです。

やはり映画館に行くと良いものですね。「山形国際ドキュメンタリー映画祭」のパンフレットを手にしたり、よい刺激になりました。

久しぶりの映画鑑賞で勢いづいて、翌日はDVDも借りてきました。

サラエボ、希望の街角ヤスミラ・ジュバニッチ監督
これは以前岩波ホールで予告編を観て、「観てみたいな。」と思っていたものです。
「サラエボ」はボスニア・ヘルツェゴビナの都市。時代背景はボスニア・ヘルツェゴビナ紛争「その後」、携帯電話やクラブなども描かれ、かなり近代化したサラエボの風景でした。

大学のゼミの先生に、ユーゴは内線の前はいくつもの民族が共に尊重し合い生活する場所だった。1つの国に数えきれないほどの言葉が飛び交い、まさにごった煮、でも調和をとって暮らしていた。それが魅力で旧ユーゴを専門に学び、留学したそうなのですが、紛争が起きる数年前に「〜語」「〜語」とそれぞれの民族の公用語集が作られたそう。「逞しく様々な文化を共有してきた地域で『言語の差別化』をしたこと自体違和感があった。今思えば、紛争の根っこはこの頃から始まっていたのかもしれないな。」とおっしゃっていたことが印象的でした。内戦が始まると隣の家の友達に会うことさえ軍隊の眼を盗んで命がけ。そんな映像を観てわたしも辛くなっていたことを思い出します。

「あの日、あの時、愛の記憶」でも、ドイツ語、ポーランド語、英語(アメリカ)という言葉が、それぞれの立場、時代を現してしていたように思います。言葉はコミュニケーションをとるためのツールでもあるけれど、それぞれの言語によって他者を意識するものでもあるのです。

「事が起きる時」というのは既に遅い。良いことも悪いことも、何かが起きる相当前から関係性のズレや見直し、水面下での結束がジワリジワリと浸透し、ある時大きなエネルギーとなって時代を変えるのかもしれません。今の日本もそんなようなそうでないような、なんてふと思ったり。表で見えていることがすべてではない、そんな勘を持って生きたいものです。

そんなこんなで、ついつい東欧やサラエボを舞台にした映画を観ずにはいられないわたし。

「サラエボ、希望の街角」では、答えは1つではないけれど「対立」ではなく「寛容」「希望」の方向へ生き抜くルナの姿が印象に残っています。過去を背負いながらも、現代的で自立した女性を演じるルナ役のズリンカ・ツヴィテシッチがとっても魅力的で惹き付けられます。

サラエヴォを舞台とした映画と言えば、ゴダールの「アワーミュージック」もお勧めです。ヤスミラ・ジュバニッチ監督の「サラエボの花」もいずれ観たいと思います。

「借り暮らしのアリエッティ」
子どもたちと一緒に夏の終わりにアニメ上映会をしたいと思います。
うちの子達はジブリ作品は「トトロ」「崖の上のポニョ」「借り暮らしのアリエッティ」しか観たことがないのですが、次は「天空の城ラピゥタ」「魔女の宅急便」辺りがいいかしら、と思っています。

きっと大人のわたしとは違う視点でファンタジーの世界に浸れる年頃なのではないかな、と思います。息子はギリギリかな。。。わたしは小学生になっても、密かに「スプーンおばさん」や「とんがり帽子のメモル」にどこかで会えるのを楽しみにしていた気がします。

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