都内で1男1女(2006.02生、2008.07生)の子育てをしています。
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2012/08/04

高知 体験型木造モデル住宅

高知レポート最終回は、3、4泊目に泊まった高知県檮原町の「環境と健康に配慮した体験型木造モデル住宅」についてです。

去年友人が泊まってとても良かったと教えてもらい、今年は我が家も泊まってみました。梼原町は「雲の上の町」と言われるくらい観光地や市街地からは遠く離れ、不便と言えば不便ですが、反対にのんびりとした時間を求めている人にはぴったりの場所です。

また、住宅自体が町産資材を使っていて、太陽光発電、また太陽光温水を使用しています。「体験型」なのでデーターが研究に使われ、最後にアンケートに協力しました。断熱材、ペアガラス、天井扇で、夏は涼しく、冬は暖かくすごせます。特に太陽熱空気集熱というしくみは初めて知ったのですが、軒先から外気を取り込み、冬なら太陽光パネルの熱を利用し空気を温め、夏なら太陽光パネルの熱を排出し空気を冷やし、床下に送り込むというものです。実際に生活してみて、外気も東京よりも涼しかったのですが、クーラーなし、また湿度も安定したためとても過ごしやすかったです。

四国カルストの風車や四万十川の一部流れが速い流域を見ていたので、「こういう風に環境に『在るもの』を有効利用して人の生活と循環するモデルなんだな。」と実感できました。

広々として床や天井など木のそのままの表情が感じられ、間取りもゆったり。4日目、家に戻るとどこから入ったのか玄関に小さいカエルがいました。きれいな緑色で真ん中に黒い筋があり、わたしが子どものときに雨上がりに実家の縁側にどっしり座っていた殿様ガエルに比べたらゴムの玩具かとおもうほど可愛いかったです。息子はさっそく夏休みの絵日記に描いていました。

リビング。「木の香りがする〜。こういう家に住んでみたいよね〜。」と家族みんなでうっとりしながら、ソファーに座ってテレビを見ていました。わたしは家事があるので、そうのんきには出来ませんでしたが。。。


開放的で贅沢な天井。ここに屋根裏部屋あったらいいかも、なんて想像したり。


家の前には一面の田んぼ。そして山と空。四万十川に通じる小さな川も流れていて、旦那さんと子どもたちは散歩しました。夜は田んぼのカエルの大合唱。一晩中ゲロゲロと鈴虫のリーンリーンが聴こえました。



梼原町役場の近くのスーパーで購入したお野菜で調理。
2日間の朝昼晩で食材を使い切り、塩、醤油のみの調味料で、とちょっと気を使いながら作りました。写真は最終日前日の夕食。お米、野菜、お肉、お魚、牛乳、県内もしくは愛媛県、徳島県のもの。


とりもも肉のソテーは、基本塩味とオリーブオイルのシンプルな味つけですが、地元の味もちょこっと加えました。オーガニックマーケットで購入したレモングラスと旦那さんの晩酌用の地酒を回しかけました。奥は鰹のお刺身。ニンニクと振り塩で頂きました。


かぼちゃ、パプリカ、ピーマン、なす、オクラの揚げ浸し。正確には炒め浸しですが。。。多めのごま油で野菜を炒め、つけ汁に浸して冷蔵庫で冷やします。つけ汁には鰹についていたタレを加えました。


水菜と豆腐のサラダ。水が美味しいので豆腐も美味。お昼におむすびを作ったときの海苔の残りをたっぷりトッピングしました。


基本的な家電もそろっていて居心地が良かったので、もう少しのんびり宿泊すれば良かったな、と後ろ髪をひかれながら高知を去りました。

荷造りをしながらふと思ったことが、「東京から来たわたしたちは、綺麗な場所に排気ガスとゴミだけをお土産に置いて帰る感じね。」と思いました。そうそう、高知では無駄にお金を使わないですんだのもそう思った理由の1つです。海水浴1つをとっても、沖縄なら1000円以上お金をとられますが高知は無料です。四万十川「とおわ」道の駅は多少値が張りましたが、あまり有名でない道の駅やスーパーは地元価格。

もちろんそんなネガティブな思いよりも、楽しい思い出の方が多いのですが、心の片隅にそういう現実も刻んでおきたいです。都市の便利さ、早さ、新しさ、そういうものの魅力と「もう少しゆったりと生活したいな。」という自己矛盾。けれども、今回の高知旅行はそこから一歩でも半歩でも抜け出すきっかけになりそうです。家族一緒に体感を積み重ねていくと、何か見えてくる気がしています。

2 件のコメント:

  1. 素敵ですね!私もとまってみたくなりました!

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  2. 実はばんびさんもご存知のKさんから教えていただきました。
    今思い出してもとても豊かな時間でした。

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