都内で1男1女(2006.02生、2008.07生)の子育てをしています。
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2013/03/17

梅の花

最近桜がちらほら。春と言えば桜。
個人的には桜より梅の方が好き。

遠くで咲いていてもすぐに梅だと分かる
上に向かって伸びる木の枝も、
小さなつぼみや花の形も。

子どものときに梅の季節になると
両親に梅林によく連れて行ってもらいました。

お弁当を持って、満開の梅と琴の音を聞きながら、
「ただ梅だけ観るなんて。もっと面白いところに行きたいのにな。」
そのときは、心の中で愚痴をこぼしていたけれど、
大人になって故郷を離れてみると、
梅が咲き始めると幼いときの記憶を愛おしく思います。

祖母の生まれ故郷も梅林がありました。
そういうこともあったからかな。
わたしの中で勝手に梅の花と祖母のイメージがかぶります。

旦那さんは、小さい頃母方のおじいさんと一緒に
東北を旅したことを何度も話します。
おじいさんの生まれ故郷の東北。
おじいさんが住んでいたのは茨城だったけれど、
自分のルーツ、その風景を孫に伝えたかったのかもしれない。


昔話はおじいさんとおばあさんと子どもたちの組み合わせ。
両者の関係ってなんだろう?ときどき考えます。

子どもにとっておじいさんおばあさんは、
自分の存在の根本を教えてもらえる存在なのかな。
おじいさんにとったら孫は未来?

アントロポゾフィー医学の小児科神ノ木クリニック
お子さんを受診させた友達が、
放射能の症状にソーラムオイルを勧められ、
「おじいさんおばあさんにもマッサージしてあげてくださいね。」
と言われたことがあったそう。

アントロポゾフィーはシュタイナーの人智学に基ずいたもので、
症状だけではなく心や潜在意識の問題もみていきます。

なぜ、子どもではなくておじいさんおばあさんなのか?
今なら何となく分かる気がします。

子どもを守る、ということは
親を大切にすることとつながるということかな。
そんな風に思っていたけれど、

「自分の子どもを守りたい」という閉じた概念では
未来は開けないということかもしれない。

「親子」という直接的な関係の子育てを、
「祖父母と孫」という視野で見直すと、
親である自分も先祖の存在あって今ここに居る、
そして血縁に関わらずつながりの中で生きているということを
より深く認識できるようになる気がします。

一人一人が孫であり「守られた存在」であること。

梅の花の思い出とともに、抱いていた問いに光が射しました。




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