都内で1男1女(2006.02生、2008.07生)の子育てをしています。
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2012/04/27

ナウシカとホピの予言と。。。

バレンタインに主人へプレゼントした「ナウシカ」を読み終えました。
プレゼントなのに送り主が先に読んでしまいました。一応主人の許可をもらいましたが(笑)



ナウシカを読みながら「何かに似ているな〜。」と思い出したのが「ホピの予言」でした。
世界が淘汰され、新しい世界が生み出される、という考え方や、人類の物質社会、自然搾取、環境汚染などに対しての警告という意味でも。。。

わたし自身「ホピの予言」に何度か印象的な出会い方をしています。

初めに知ったのは去年の3月。福島第一原子力発電所の事故の後でした。
多くの方と同じように、わたしも経験のない体験に「どんな対策をするべきか。」情報をかき集めていました。「子どもだけは助けたい!」とういう母としての思いと、でもどこかで「自分の子どもだけが助かる」と思うことへの違和感もありました。あれだけの犠牲が払われたこと。地震や津波といった自然現象が人間が作った原発を壊したという事実。何か大きな時代変換に直面しているような、そんな気がしていました。

ネット検索で目に留まったのが「ホピの予言」でした。
平常な世の中であればショックだったと思いますが、あのタイミングで出会うと「すごく腑に落ちる」というか色んなことを手放すきっかけになりました。不思議と冷静になれ、必要以上に情報に翻弄されなくなっていきました。

その後5月、ガイヤでお会いした野村奈央先生から映画「ホピの予言」の監督と親交があったことを伺いました。わたしにとってはタイムリィで驚きました。

野口先生は人間の体の中に放射能を排泄する機能があることを、原爆投下後多くのヒバクシャの体をみて知り、お弟子さんに伝えていらしたこと。ナウシカにも「人間の体が汚染に合わせて変化していっている。」というようなことも書かれいていましたね。

ワークショップで、「起きてしまったことは仕方がありません。人間の体は進化していきます。希望を持って、良い方へ良い方へ。それが野口整体です。」と力強くおっしゃっていた野村奈央先生の言葉が地に足がついたものであると、わたしには感じられました。「不安に踊らされるよりも、希望を持って生き抜きたい。」そう思いました。

そして最後に、西谷修さんのブログ『Global Studies Laboratory』菅啓次郎さんの『野生哲学』(講談社新書)というアメリカ先住民について書かれた本が紹介されていました。本当に大切なこと、地球や子どもたちのために守らなくてはならないことをアメリカ先住民から学べます。実はわたしもまだ読んでいないので、また読んだら感想を書きたいと思います。



西谷修さんの本は「不死のワンダーランド」など、学生のときに愛読していたのですが、最近主人からブログを教えてもらったのでときどき覗いています。
文字が多く、内容も濃いのでさすがに昔ほど集中して活字を読めなくなっている今のわたしにはちょっと難しいのですが、、「『すばらしい新世界』の廃棄物処理」という記事は目に付きじっくり読みました。

後半の鎌田遵『ネイティヴ・アメリカン――先住民社会の現在』(岩波新書)。
異国の原住民の生活や予言に憧れを持っているわたしにとって、とても思慮深い考察がなされていて学びになりました。現代社会の中で、もうわたしが憧れている原住民の生活は守られていない、という現実。わたしの憧れは、西洋人が「日本人はみんな着物を着ている。」と思うのと同じくらい懐古主義であるのかもしれません。



「希望をもって生き抜くこと」とは、西谷修さんが書かれているように、様々な角度から知ることによって「バランスをはかること」が必要になるのかもしれません。野村奈央先生なら、難しさも知りながらもっと簡単にシンプルに「真実」の方へ「気づき」を広げていかれることでしょう。

ナウシカの制作のもとにホピの予言やアメリカ先住民の思想が関係しているかどうかは調べていないので分かりませんが、アニメとしても見応えあり、多くの人たちに配給した宮崎駿監督はすごいな〜と思いました。漫画はもう一度読んで、子どもたちにもいつか読んでもらいたいです。

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