都内で1男1女(2006.02生、2008.07生)の子育てをしています。
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2012/12/14

体験すること

娘の幼稚園へ動物が来ました。保護者も自由参加だったのですが、その日はわたし用事があり不参加でした。

親子共になかよしのお母さんが、「Nちゃんずっと怖がってわたしの後ろに隠れていたよ。写真とろうとしたけど、相当怖がってたからとれなくてごめんね。」と教えてくれました。

実は幼稚園の迎えに行ったら「うさぎとかひよこ可愛かったよ〜。えさもあげたし。」なんてウキウキ報告してくれていたので、そんなに怖がっていたとは知りませんでした。

本当は苦手だったのに「楽しかった〜。」と報告したことが娘らしいなぁ。と、「良かったね。それで他にはどんな動物がいたの?」とあえて娘に話を合わせることにしました。なんとなく「本当は怖かったのでしょ。」と言ってはいけない気がしたのです。

夜わたしが布団に入るときに、眠っている娘がわたしの首に手を回してギューッとしてきたので(毎晩のことなのですが)、「動物恐怖かったの?」と聞いてみるとコクリと深く頷いていました。「一緒にいられなくてごめんね。」というとまたコクリ。目を閉じてしっかり眠っています。

実は用事とは、ベースカフェで行われた日登美さんのクリスマスワークショップ。ヨガ、シュタイナー、マクロビオティックを生活に取り入れ、4人のお子さんを育てている日登美さん。以前からブログを拝読していて、「生き方、言葉の選び方が好きだな〜。」と思っていました。なかなかタイミングが合わなかったので「今日こそは!」と参加してみました。

日登美さんのアドベント「光を待つとき」の過ごし方のお話の中でも、「子どもは言葉で理解するのではなくて体験から『分かる』ということ。」や、「小さなうちは現実ではなく真実を知る体験をすること。」「分からないこと、見えないものを信じる体験の大切さ。」といった話がありました。

シュタイナーに基ずいた考え方なのですが、日登美さん自身の子育ての体験からの語りはリアリティがありました。シュタイナー、マクロビオティク、クリスマスの過ごし方でも、特に他の人とは違うことをしている場合、親がどういう風にしたいか、親が本当に信じたことをやっていると、きっと長い目でみたら伝わるよ、ということも。励みになりました。

布団の中での会話はきっと娘の意識ではなくて、無意識の、見えない方の世界の会話だったのかな、そんな気がしました。わたしたち大人はつい子どもの言葉や言動をそのまま受け取って「ああ言っていたのに。」「うそつきはいけません。」なんて頭ごなしに言ってしまうことがあるけれど、子どもにしたら言葉はそのままじゃない。自分でも分かってないエネルギーの発散を別の行動、言葉がポイッとでてきてしまう、ということが多々あるように思います。野口整体でもそんな見方をします。

もしかしたら、娘にはわたしが言葉で聞かないでただギュッと抱きしめるだけでも良かったのかもしれない。娘の中では、「怖かった」でも「楽しかった」でもなく、ただ『体験』が残っているのだと思います。また来年動物が幼稚園に来たときに、きっと今年の体験とつながっていくのでしょう。










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